土曜日、シリアのバシャール・アサド大統領は、モハメッド・ガジ・ジャラリ氏を新しい政府の首相に任命したと国家メディアが報じました。この決定は、7月に行われた議会選挙の結果に続くものです。
ジャラリ氏を巡る制裁と論争
ジャラリ氏(55歳)は、シリア内戦中の政府の厳しい弾圧に関与していたため、2014年10月からEU制裁下にあります。この内戦では2011年以来、約50万人が死亡しています。EUは、ジャラリ氏が民間人に対する政権の暴力的弾圧に関与していると非難しました。彼は2014年8月から約2年間、通信大臣を務めていました。
前政府の暫定役割
前政府は7月中旬の選挙以来、暫定政府として運営されており、ジャラリ氏が新しい内閣を設立するタイムラインは不確かです。
EU制裁の概要
シリア内戦が2011年に始まって以来、EUはシリアに対してさまざまな制裁を課しています。これらの措置には、石油輸入禁止、投資制限、EU内で保有されている中央銀行資産の凍結、民間人弾圧や監視に使用される可能性のある技術や設備の輸出制限が含まれています。