スイス北部で、警察は数名を拘束し、新型の「自殺カプセル」を使用した人物の死亡の疑いに関する刑事事件を起こした。
自殺カプセルの詳細
サルコと呼ばれるこの自殺カプセルは、中にいる人がボタンを押すと密閉されたチャンバーに窒素ガスが注入されるよう設計されており、その結果、数分以内に眠りに落ちて窒息死する。
サルコカプセルと自殺の関係
シャフハウゼン州当局によると、月曜日にメリスハウゼンの森の小屋近くでサルコカプセルによる自殺ほう助事件が起きたと法律事務所から初めて通報された。
警察は声明を発表し、「数名」が拘束され、検察が自殺の扇動や共謀の可能性について捜査中であることを確認した。
しかし、オランダに拠点を置く自殺ほう助団体「エグジット・インターナショナル」は最近、100万ドル以上の価値があるこの3Dプリント装置を開発した責任があると主張した。
エグジット・インターナショナルに所属するオーストラリア人医師フィリップ・ニッチケ博士は、同団体はサルコカプセルの使用がスイスで合法であるとの法的助言を受けたと述べた。
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しかし、7月にシャフハウゼンの州検察官ペーター・スティッヒャーはエグジット・インターナショナルの弁護士に対し、カプセルを使用した者は誰でも刑事告発され、最大5年の懲役刑を受ける可能性があると警告した。さらに、スイスの他の地域の検察官もカプセルの使用は起訴につながる可能性があると示唆している。
自殺に関するスイスの法律の規定
一方、スイスの法律では、本人が「外部からの援助」なしに自ら命を絶ち、その手助けをする人が「いかなる利己的な動機も持たない」限り、自殺ほう助が認められていると政府のウェブサイトで明らかにされている。