台湾は最近、中国とソロモン諸島が太平洋諸島フォーラムから島国を排除しようとしているとの報道について不満を表明した。
台湾外務省(MOFA)の声明は、ソロモン諸島が今年のトンガでのフォーラムで台湾の「開発パートナー」の地位を取り消す動議を提出することを検討していると月曜日に発表されたオーストラリアの新聞報道に対する回答として出された。
オーストラリアの報道は匿名の情報源を引用し、ソロモン諸島は、ソロモン諸島の首都ホニアラで開催される2025年の太平洋諸島フォーラム首脳会議への台湾の出席を禁止するよう北京から直接指示を受けたと伝えた。
外務省の見解は?
火曜日の質問に対する回答で、台湾外務省は、20年以上前に組織に加盟して以来、財政援助や奨学金プログラムを通じてPIFパートナーを支援してきたことを強調した。
同省はまた、台湾のPIFへの参加は常に「多様性と包摂」の原則に沿っていると強調した。
一方、2019年に台北に対する長年の外交承認が終了して以来、ソロモン諸島は中国の緊密な同盟国となり、多額の開発援助を受け、2022年には秘密の安全保障協定に署名している。
現在、パラオ、マーシャル諸島、ツバルの3つのPIF加盟国が台湾と外交関係を維持している。
中国の戦略は、二国間協定と島嶼国への経済支援を通じて太平洋における影響力を拡大することだと、ザ・ディプロマットは報じている。このアプローチは、台湾の国際的な存在感を減らし、中国の地政学的影響力を高めることを目的としている。
太平洋諸島フォーラムに関する簡単な情報
ご存じない方のために説明すると、太平洋諸島フォーラム(PIF)はオセアニア諸国と地域間の協力強化に重点を置く政府間組織である。その目標には、貿易ブロックの構築と地域の平和努力の促進などがある。